千葉県八街市で下校途中だった児童の列にトラックが突っ込み、5人が死傷するという、 絶対にあってはならない悲惨な交通事故が、また起きてしまいました。 この事故に関しては、次のような問題点が指摘されています。 ①勤務中に酒を飲んでいたという運転者の資質の問題 ②白ナンバーといえども出発前にアルコールチェックをしていなかったという会社の杜撰な管理体制 ③幅員が約7mと狭く歩道やセンターラインがなかったという道路構造の問題 交通事故は、こうした問題が複合的に積み重なって起こりますので、これらの問題点が一つでも解決されていれば 、ひょっとしたら今回の事故を防ぐことができたかもしれません。 しかし、実際には何一つ問題は解決されていなかったために、悲惨な交通事故を招いてしまいました。 言うまでもなく「車は走る凶器」です。 そういう危険な車を運転する人はもちろんですが、運転者を雇用する会社の経営者や道路を管理する人など、 事故防止かかわるすべての人が責任を持って問題解決に取り組まなければ事故はなくなりません。 いつも悲惨な事故が起きるたびに、いろいろな改善策などが議論されるのですが、悲しいことに時間が経つにつれて忘れ去られています。 今度こそ、交通事故防止に携わるすべての人が「交通事故で子どもを殺さない」という強い意識を持ちましょう。
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