昨年の全国における交通事故死者数は3,215人で、3年連続で戦後最少を更新した。 しかしながら、今なお多くの尊い命が交通事故で失われていることには変わりなく 、子供が犠牲となる痛ましい交通事故も依然として後を絶たない状況にある。 このような交通事故情勢の中、春の全国交通安全運動が実施されることとなった。 期間:本年4月6日(月)から同月15日(水)までの10日間 全国重点を3点とする趣旨は以下のとおりである。 (1) 交通事故死者数全体のうち,歩行中の割合が最も高いこと,歩行者側にも 横断違反等の法令違反が認められること,次代を担う子供のかけがえのない命を 社会全体で交通事故から守ることが重要であるにもかかわらず,依然として 道路において子供が危険にさらされていること,特に,新年度になり,入学や 進級を迎える4月以降に小学生の歩行中の交通事故が増加する傾向にあること から,歩行者の安全確保を図る必要があること (2) 死亡事故の第1当事者の多くが自動車であること,「自動車対歩行者」の 死亡事故の多くが道路横断中に発生していることから,歩行者保護意識の向上が 必要であること,高齢者の交通事故死者数が,交通事故死者数全体の半数以上 を占め,その減少が強く求められていること,高齢運転者による重大交通事故 が発生していること,自動車乗車中における後部座席シートベルトの着用率や チャイルドシートの使用率がいまだ低調であること,重大交通事故の原因とな る飲酒運転等の危険運転による悲惨な交通事故が依然として後を絶たないこ とから,安全運転の確保が必要であること (3) 自転車は,身近な交通手段であるが,自転車側に法令違反がある重大な交通 事故が後を絶たないことから,自転車利用者に対する交通ルール・マナーの周 知徹底が必要であること 以上のことを念頭におき、ドライバーの皆様も改めて新年度、気を引き締めて 安全運転に努めていきましょう。
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