帝国データバンクが15日に発表した2021年の道路貨物運送業者の倒産件数は、前年比7・6%増の169社と2年ぶりに前年を上回った。 倒産理由で最も目立ったのは業績不振だった。 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた「コロナ倒産」は27件に上った。 ECサイト関連需要が増加傾向にあるものの、取引先がコロナ禍の打撃を受けた業者は貨物輸送量や売上高が落ち込んでおり、業界内での業者間格差が拡大している。 同社によると、道路貨物運送業者の倒産件数は燃料費に連動する傾向が強く、今後も倒産が増加する可能性があるという。 全業種の倒産件数が同23・0%減の6015件と大幅に減少した中で、道路貨物運送業者の倒産件数は増加した。特に、零細企業や個人事業主が多い軽自動車運送業者の倒産件数は3倍となる30件と大幅に増えた。
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