東日本旅客鉄道(JR東日本)は23日、ロッカーの多機能化と駅の物流拠点化を推進するため、JR東日本クロスステーションの子会社の東京ステーション・サービスのロッカー事業、JR東日本環境アクセスのロッカー事業を統合し、7月3日に「JR東日本スマートロジスティクス」を設立すると発表した。
ロッカーを物流事業者やECサイトとの連携を可能にする配送プラットフォームシステムに結びつけることで、従来の預け入れだけでなく、商品の予約や受取、発送などを可能にする。さらに、冷蔵機能を携えた新型ロッカーを今後3年間で1000台(3万口)導入する。
同社によると、EC(電子商取引)で申し込んだ商品や、エキナカ・駅ビル商品の営業時間外の受取、産地直送商品の受取可能を目指し、顧客の需要に応じて各種サービスに割り当てるロッカー口数を変動させ、駅単位でニーズに適したサービスを提供するという。
また、駅の物流拠点化の実現により、「24年問題」など社会問題の解決に貢献。今後は、新型ロッカーの市中展開を実施する。
Comments